岡南飛行場にはエクストラ300Lがあります。
所有者は、WP Competition Aerobatic Teamの内海さん。
私がアクロをやりたいと思い立った大学2年の夏、「アクロバット飛行 始め方」などとググッていて最初に見つけたのが、内海さんのホームページでした。その当時はアメリカで飛ばれていた時であり、そのページには訓練の様子が面白おかしく記述してありました。その後、高木さんのホームページも発見し、アクロバット飛行競技の実態?を知りました。免許をとって、アクロスクールへ行けば始められるということを、この時知りました。
富士川で訓練を始め、毎週1万以上消費する金銭感覚にも慣れ、単独飛行も近づいたころ、内海さんが富士川に来られました。「アメリカでピッツに乗っていて・・・」「あ、あのホームページの人ですよね」・・・すぐにわかりました。狭い世界です。毎週のように飛行場で顔を合わせ、スーパーカブ(当時は曳航パイロットをされていた)に乗せてもらったり、地上でお話を聞いたりしながら、飛行機の魅力や外の世界の広さを知ることとなりました。
その後いろいろあって、私はグライダーアクロの競技者になり、内海さんはAWAC日本代表になりエクストラを導入されました。そして今、たま〜に岡南におじゃましては、エクストラに乗せていただいています。
前席からの眺めです。キャノピーが広くてとても気分がいいです。昨年ピッツで訓練する前は、なんて前が見えない飛行機なんだ!と驚き呆れたものですが(だって着陸進入のとき滑走路が全く見えないんですよ!)、今では全く気にならなくなりました。何かが間違っている気がします。
フライトが終われば、ホワイトボードに情報を書きだして検討会です。最低高度をわることなく、かつ見栄えの良い課目の配置法を考えます。それぞれのフライトから、出来る限りの情報をしぼりとり、学びます。日本のような飛びにくい環境で、このような勉強の機会を与えて頂けたことに、感謝してもしきれません。